
…深夜のジェットストリ−ムが、憧れのヨーロッパ・アメリカ・そしてまだ見ぬ海外へ。
飛び立つ夢を駆り立てる。
城達也さんのナレーションで始まる、ジェットストリーム……。
深夜が待ち遠しい。
FM放送に聞き入り、その音楽に胸躍らせる。
…夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは 遠ざかるにつれ 次第に星の瞬きと区別がつかなくなります……満天の星を戴く……。
よし、いつか自分もJALで!―
ところが、です。
そのJALが。
何と、破綻。
破綻の衝撃は、かつて、こんな夢をふくらませていた私たちを、襲いました。
重苦しく、のしかかる再建問題。
どうする、その再建―
ニュースでも大きく報道されていますが、ここで指名されたのが、稲盛和夫さんという方でした。
日本人の夢も運んだ日本航空。その立て直しに、着手されるのです。
企業の経営というのは大変だと思います。能力があるのに、1年で三割が消え、10年で九割が消える―こう申します。
尋常ではありません。
途中で、予期せぬどうにもならない問題が次々と起こる、という事なのです。その問題を克服出来ないままに過ぎゆく、という事です。
そんな中にあって、稲盛さんは違う、と。助けられる。再生させられる、と。
いったいどのようにして、立て直して行くのでしょうか?
ところで私は、全く別の形ですが、その一端を知る者です。
これから、その貴重なお話を致したいと思います。
ではまず、出会いから。
縁は、どのようにして生じたのでしょうか?
私は以前、自利利他、という月報を出していました。
毎月、心の問題をテーマにし、どなたにも差し上げておりました。
それを、お読みになっていらっしゃた方のお一人が、稲盛さんでした。
そして、お手紙を頂き、お会いする事となりました。非常に役に立った、と。もちろん経営上の事です。
なぜなら、重役会議で使っている、との事でしたから。
そう、おっしゃって頂けた、という事は、貢献した、という事でありましょう。
ではなぜ、企業家でないのに、経営の役に立つのでしょうか?
それは、先ほど申し上げた、克服出来ない事を克服し繁栄していく―その解決法は、真理の世界にあるからなのです。
こういう話は、公にはならないと思います。だから、注意深くお聞き下さい。
前回に続いて、貢献をお話いたします。
これは稲盛さんもよく言われますが、栄えるためには、世の為・人の為という主軸が大切です。
しかし、です。
よいでしょうか、学びを深めておかないと、空振りの可能性があるのです。
なぜなら、自分にこだわりつつ、事を成そうとするでしょう!
苦しくなりますよ。
貢献で大切なのは、世の中を見る目を変え、自分自身を変えて、という事です。
自分への飽くなきこだわりから離れているのです。
貢献は、行動による開運法です。
しかしこれは、貢献で成り立っている一つ上の次元・天界を現そうとするから、開運するのです。
強烈な力を持つのです。
この次元は繁栄です。お互いが貢献する次元ですから繁栄で、しかも調和なのです。
自分には喜びと積極性が、伴って参ります。
ですから、JALの再建では、稲盛さんは、まず社員の皆さんの幸せの為にと、おっしゃった。
この幸せを、打算的なものと見てしまってはいけません。
普通の対立的次元でとらえますと、“ 私が気になり ”一人ひとりからは、軽い力しか出てこないのです。
深い意味を感じ取れるようにする。
そこで学びを、フィロソフィーをと。
心を高める。次元を上げる。
この手順で、新生させてしまえる強烈な力を、全員から引き出そうとしているのです。
私たちが、物事を考える時、自分と同じ事を考えている、こう想定したらだめです!
違う事を考えているから、違う結果を造り出せるのだ!
私たちはこう、しっかりと目覚めるべきでしょう。 続く